浮気(不倫の)慰謝料の計算方法や必要な証拠などを徹底解説!
旦那(妻)に浮気(不倫)されて離婚する場合は、やはりそれ相応の慰謝料を支払ってもらいたいですよね。
しかし、浮気(不倫の)慰謝料についての知識がないと、気づかぬうちに損してしまうかもしれません!
この浮気(不倫)の慰謝料総まとめをチェックして、少しでも浮気(不倫)の慰謝料に詳しくなってくださいね。
この記事でわかること
浮気(不倫)の慰謝料は証拠がなくても請求できる?
浮気(不倫)の慰謝料は証拠がなくても請求できるのでしょうか?
結論として、浮気(不倫)の慰謝料は証拠がなくても請求できます。
例えば、配偶者との話し合いで自白させ、そのまま弁護士等を通さず受け取る場合に関しては有効です。
この場合は話し合いでお互いが納得しているので、浮気(不倫)の慰謝料の証拠なしでの受け渡しを、自分たちで取り決めることができるでしょう。
注意点
しかし、これが法律に基づいた裁判や調停となった場合、浮気(不倫)の慰謝料を証拠なく獲得するのは一気に難しくなります。
裁判や調停で証拠がないのは不利
万が一証拠がないまま裁判や調停にもつれ込んだとしても、浮気(不倫)があったと客観的に判断させることは難しいです。
そのため、どうしても裁判や調停で不利になってしまうでしょう。
配偶者が一度口頭で認めた後でも、浮気(不倫の)慰謝料を払いたくないために弁護士を雇う場合もあります。
その結果、証拠が少ないせいでこちらが泣き寝入りせざるを得ない可能性も考えられます。
浮気(不倫)の慰謝料は証拠がなくても請求できるとはいえ、証拠があるに越したことはありません!
ポイント
最終的に裁判に持ち込んででも離婚したい、少しでも多く浮気(不倫の)慰謝料を取りたいと思っているのなら、充分な証拠を持っておくようにしましょう。
実際に浮気の慰謝料を請求する場合は、必要な手続きがあります。
また慰謝料には金額の相場や請求期限があるので、それらを踏まえて慰謝料請求を行う必要があります。
浮気の慰謝料請求の方法や流れ、請求期限などについてこちらの記事に詳しく書きました。ぜひチェックしてみてください。
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浮気の慰謝料請求の流れ、相場や期限(時効)などだけでなく、自分で請求手続きをする方法、弁護士に依頼する場合に費用を抑える方法なども書いています。
浮気の慰謝料請求のポイントを詳しくまとめましたので、参考にしてくださいね。
浮気(不倫)の慰謝料の相場!高額になるのはどんなケース?
浮気(不倫)の慰謝料の相場について紹介します! 高額になるのはどのようなケースかも見ていきましょう!
浮気(不倫)の慰謝料の相場は、おおよそ「200万円から300万円(離婚した場合)」です。
離婚には至らず、別居や夫婦生活を続けるという結論になった場合は、さらに減額されます。
もちろん、この200万から300万円という金額はあくまでも「相場」ですので、500万円になることや、慰謝料ナシになることだってあり得ます。
「離婚するけど慰謝料を請求しない」という選択もあるため、浮気(不倫)の慰謝料相場や平均金額は、一般的には出しにくいとされています。
慰謝料が高額になるケース
浮気(不倫)の慰謝料が相場より高額になるケースもあります。
浮気(不倫)の慰謝料が相場より高額になるのは、「より悪質だったケース」です。
例えば、不貞行為が長期間に渡っていたり、不貞相手が妊娠(もしくは配偶者が不貞相手の子供を産む等)していた場合だと考えてください。
浮気(不倫)の慰謝料とは「精神的苦痛を受けた度合い」を金額によって表わすものなので、悪質性が高く、自分がより傷ついたと判断されれば増額される可能性はあります。
もちろん、浮気(不倫)の慰謝料を相場より高額にするためには、確実な証拠は絶対に必要です!
浮気の慰謝料相場はケースによってかなり違ってきます。
より高い金額を請求するには、まずはケースごとの相場を知っておく必要があります。
浮気の慰謝料相場についてはさらに詳しくこちらの記事に書きました。よかったらチェックしてみてください!
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浮気の慰謝料相場は!?未婚や離婚しない・離婚する場合や婚約中などケース別に解説
上の記事では、妻・旦那別での浮気の慰謝料相場や、離婚する場合・しない場合、未婚の場合や婚約中の場合、さらには婚約破棄した場合など、あらゆるケースを想定してまとめているので参考にしてください。
浮気(不倫)の慰謝料の計算方法
浮気(不倫)の慰謝料の計算方法について紹介します!
浮気(不倫)の慰謝料の計算方法というものは、明確にはありません。
いわば「個人の裁量で決められる」と考えてください。
元々、慰謝料は「被害者が受けた精神的苦痛を金額化したもの」ですが、「このような精神的苦痛を受けたら100万円」といった法律はありませんよね。
そのため、浮気(不倫)の慰謝料も計算方法と呼ばれるものは存在しないのです。
もちろん、おおよその相場は設定されているので、この金額を基準にしてどの程度支払われるかが最終的に決まります。
不貞行為をはたらいた側が条件を飲みさえすれば、極端な例ですが、「浮気(不倫の)慰謝料1000万円」もあり得るかもしれません!
弁護士に慰謝料相場を相談しよう
無理に浮気(不倫)の慰謝料の計算方法に頼ろうとせず、まず弁護士に「自分と似たようなケースだとどのくらいの金額になるか」を聞いたほうがいいです。
弁護士が、裁判や調停になった場合に取れそうな金額を計算してくれるので、それより大きい金額を相手に請求するようにしてください。
ポイント
浮気(不倫)の慰謝料を計算するというより、過去の判例から計算して出された金額が獲得できると考えて構いません。
浮気(不倫)の慰謝料はどこから発生する?
浮気(不倫)の慰謝料はどこから発生するかを紹介します。
浮気(不倫)とは、「結婚しているのに他の異性と不貞行為を働くこと」ですよね。
ここでいう不貞行為とは、「性行為」のことです!
したがって、浮気(不倫)の慰謝料はどこからかというと、相手と性行為をしたら発生するものだと考えてください。
注意点
結婚しているのに他の異性とデートしたりキスすることも許されはしないのですが、それだけでは離婚の理由として弱い場合も多いです。
ふたりきりで「どこにいたか」も重要
浮気(不倫)の慰謝料がどこから発生するかという基準では、「行為」より「場所」が重要になる場合もあります。
つまり例えば、配偶者が異性とふたりきりで居たとして、「どこにいたか」も重要となるでしょう。
性行為をする場所であるラブホテルにいた場合などは、キスやデート等、「浮気(不倫)の慰謝料がどこから発生するか」とは関係なく、すべて浮気(不倫)とみなされます。
これを理由に、離婚することも浮気(不倫)の慰謝料を取ることもできるでしょう。
逆に、浮気相手の自宅で会っていた場合は、浮気(不倫)の慰謝料がどこから発生するかは大切な問題となります。
不貞行為を認めた場合はもちろん慰謝料は発生しますが、浮気相手の家にいたというだけでは、浮気(不倫)しているとは限りませんよね。
そのため、浮気相手の自宅に行ったという証拠でなく、「浮気相手と配偶者の関係」をはっきりさせなければいけません。
浮気(不倫)の慰謝料請求を弁護士に相談する方法
浮気(不倫)の慰謝料請求を弁護士に相談する方法について紹介します。
基本的に、浮気(不倫)の慰謝料は弁護士に必ず相談するようにしてください。
もしかしたら裁判に発展するかもしれないので、弁護士を雇って裁判に備えておくことは大切ですよね。
慰謝料を請求する場合は、まずは「無料の弁護士相談」を活用するといいでしょう。
弁護士事務所によっては「30分の相談なら無料」といったように、無料の相談時間を設定している場合もあります。
このような条件を設定している浮気(不倫)の慰謝料に強い弁護士を探しましょう。
弁護士の探し方についてですが、できるだけ浮気(不倫)の慰謝料に強い弁護士を探したいので、インターネット等でよく調べておくようにしてください。
弁護士事務所に所属している弁護士の専門をチェックすれば問題はないでしょう。
浮気(不倫)の慰謝料を弁護士に相談してから獲得するまでに、もしかしたら調停や裁判に発展するかもしれません。
例えば、配偶者が支払いたくないと言ってきた場合(訴える側と訴えられた側の意見が違う場合など)は、ほぼ間違いなく調停や裁判となるでしょう。
もしかしたら、浮気(不倫)の慰謝料のため弁護士と長期に渡って話さなければいけなくなるかもしれません。
ただし、裁判や調停に発展せず話し合いで済んだ場合は、すんなり獲得できる可能性はあります。
浮気(不倫)の慰謝料に時効はある?請求期限はいつまで?
浮気(不倫)の慰謝料に時効や期限はあるか見ていきましょう!
浮気(不倫)の慰謝料にも時効は存在します。
「相手の浮気(不倫)から20年経過」と「あなたが浮気(不倫)を知ってから3年間」が、浮気(不倫)の慰謝料の時効ならびに請求期限と設定されています。
例えば、25年前の浮気(不倫)を今になって訴えることはできませんし、一度不貞行為を許して、また4年後に気が変わって請求することもできません。
要するに、慰謝料を確実に獲得したい場合は、できる限り早めに行動したほうがいいということです。
とはいえ、配偶者の浮気(不倫)の慰謝料の時効は、事実を知ってから3年間の猶予があります。
不貞行為が発覚してからすぐに弁護士を雇えば、時効や請求期限切れになるということはまずあり得ません。
弁護士も浮気(不倫)の慰謝料の時効や請求期限について熟知しているからです。
時効や請求期限が過ぎたら慰謝料はどうなるか
浮気(不倫)の慰謝料の時効・請求期限が過ぎてから慰謝料を貰いたいという場合は、ほぼ不可能だと考えてください。
万が一、慰謝料請求時に相手が弁護士を雇っていなかった場合は、相手側の知識不足のおかげで支払ってくれる可能性もあります。
しかし相手が弁護士を雇った場合は、相手も「浮気(不倫)の慰謝料請求期限・時効が過ぎている」と理解するはずなので、おそらく不可能となるでしょう。
浮気の時効を知っていないと、浮気された被害者なのに慰謝料請求ができなくなって、さらに被害を受けることにもなりかねません。
浮気の時効については詳しくこちらの記事に書いています。よかったらチェックしてみてください!
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上の記事では、浮気の時効だけでなく、慰謝料請求の期間や時効を止める方法も詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
浮気(不倫)の慰謝料を不貞相手に請求するには
浮気(不倫)の慰謝料を不貞相手(自分の配偶者が浮気した相手)に請求する場合について紹介します。
もし、浮気(不倫)の慰謝料を自分の配偶者の浮気相手にだけ請求し、配偶者には請求しないのであれば、慰謝料請求は可能です。
離婚せず夫婦関係を継続する選択をしたケースでは、この条件に当てはまるでしょう。
自分が精神的苦痛を受けたことは間違いなく、不貞相手は「加害者」に該当します。
そのため、慰謝料を受け取ることができてもおかしくはありませんよね。
浮気(不倫)の慰謝料を不貞相手と配偶者の両者に請求したい場合も、おおよそ獲得することはできます。
不貞相手への慰謝料請求可否は状況によって異なる
ただし、客観的に見て「配偶者から充分な慰謝料を受け取っている」と判断された場合は、慰謝料を請求できない(請求しても調停・裁判で負けてしまう)可能性はあります。
暴力やハラスメントなどが配偶者から慰謝料を貰った理由にあった場合は、浮気(不倫)の慰謝料を不貞相手にも請求できるかもしれません。
注意点
しかし、婚姻関係が破綻寸前だったり、不貞相手が配偶者のことを既婚とは知らなかった場合は、獲得できない可能性があります(請求そのものは可能です)。
浮気(不倫)の慰謝料を不貞相手から獲得したい場合は、当然ながら「不貞相手が誰か」もはっきりさせておく必要があります。
配偶者が誰か教えてくれない可能性まで考え、探偵事務所で不貞相手の素性を明らかにしてもらった方がいいでしょう。
浮気の慰謝料を不貞相手(配偶者の浮気相手)にだけ請求したいと考えている方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
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浮気の慰謝料を相手だけに請求できる?婚約や離婚でどう変わるか
浮気慰謝料を自分の配偶者やパートナーに請求するのでなく、とにかく「パートナーを寝取った浮気相手に慰謝料請求してやりたい!」と考えている方はぜひ読んでください。
婚約中の浮気や、離婚する場合・しない場合それぞれの慰謝料請求など、あらゆるケースにおける浮気相手への慰謝料請求について詳しく書いています。
浮気(不倫)の慰謝料請求を離婚しないで行える条件や方法
浮気(不倫)の慰謝料請求を離婚しないで行える条件や方法について紹介します!
浮気(不倫)の慰謝料請求を離婚しないで行うことはできます。
条件も特に必要なく、「精神的苦痛を受けた」と感じたら慰謝料を獲得することもできるでしょう(もちろん弁護士の力は必要です)。
そもそもの話ですが、浮気(不倫)の慰謝料と離婚しないかするかには、特になんの関連性はありません。
精神的に苦痛を受けたと感じたら請求できる権利があるので、「離婚しないけど辛い思いをした」というのであれば、請求できたとしても特におかしくはありませんよね。
浮気(不倫)の慰謝料請求を離婚しないで行う場合の方法も、まずは弁護士に相談してください。
離婚することはないので大抵調停・裁判にはなりませんが、当事者同士で話し合いが行われ、支払われることになるでしょう。
離婚しない場合の慰謝料金額
浮気(不倫)の慰謝料は離婚しない場合、やはり一般的な相場よりは下がってしまいます。
その理由としては、「不貞行為はあったものの離婚しないから、精神的苦痛はそこまで大きくない」と判断されてしまうからです。
そのため、離婚をしないという選択をした場合は、高額な慰謝料請求は諦めて、関係修復に力を入れたほうがいいでしょう。
旦那の浮気の慰謝料についてはこちらの記事に詳しく書きました。こちらもよかったらチェックしてみてください。
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旦那の浮気で慰謝料請求できるケースと相場は?証拠を集めて確実に受け取る方法
上の記事でも、旦那と離婚する場合としない場合それぞれの慰謝料相場や、旦那の浮気相手にも請求できるかなど、さまざまなケースについてまとめています。
浮気(不倫)の慰謝料は恋人や未婚状態でも請求できる?
浮気(不倫)の慰謝料は恋人や未婚状態でも請求できるのか紹介します。
浮気(不倫)の慰謝料は恋人や未婚状態では請求することはできません!
恋人の裏切り行為はショックかもしれませんが、浮気(不倫)の慰謝料は恋人関係でなく「婚姻関係」であることが前提だからです。
しかし、浮気(不倫)の慰謝料請求が恋人や未婚状態でできるケースもあります。
例えば「のちのち結婚する予定の婚約状態」であれば、結婚したものと同然と判断されます。
婚約していることを証明するものが必要なので、例えば両親の証言や婚約指輪の有無を確認してください。
また、昨今では結婚していなくとも家計を共にする「事実婚」を選択するカップルもいます。
彼ら(彼女ら)も恋人や未婚状態に該当しますが、事実婚の場合も慰謝料請求は可能です。
なぜなら、家計を共にしていた相手が裏切って離婚するのであれば、自分の生活が180度変わってしまうからです。
事実婚の場合も結婚しているとみなされ、請求対象となります。
注意点
もちろん、浮気(不倫)の慰謝料を恋人や未婚状態で請求する場合でも、裁判や調停で勝てるだけの証拠は必要です!
浮気(不倫)の慰謝料のまとめ
浮気(不倫)の慰謝料についてまとめました!
まず、浮気(不倫)の慰謝料は事実が発覚したら請求できます。
しかし、確かな証拠は絶対に必要なので、探偵を雇うなどして証拠をまとめて、配偶者に提出してください。
ポイント
証拠さえあれば離婚もできますし、裁判や調停でも常に自分が有利な状態で進めることができます。
最終的には、離婚(不倫)の慰謝料獲得に成功するでしょう。
万が一証拠がなかったとしても、浮気(不倫)の慰謝料を獲得することができるか、探偵や弁護士に相談してみてください。
彼らが現状をまとめた結果、確実に獲得できるか考えてくれます!
泣き寝入りする必要はないので、徹底的に争う姿勢を見せるようにしてください!