旦那の浮気で慰謝料請求できるケースと慰謝料相場はどれくらいなのかご存知ですか?
旦那の浮気で慰謝料を確実に受け取るなら、まずは証拠集めが必要です!
確実に受け取るために必要な証拠の具体的な内容についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
旦那の浮気で慰謝料請求は可能?慰謝料が増減される基準や理由
旦那の浮気で慰謝料請求は可能なのか紹介します。
増減される基準や理由と共に解説しましょう。
旦那の浮気による慰謝料請求は可能です。
離婚する、離婚しないに関わらず、今後のためにも旦那が浮気したら慰謝料請求をしましょう。
旦那の浮気で慰謝料請求をすることは可能ですが、金額は実際の内容や期間、離婚するかしないかでも大きく変わってきます。
旦那の浮気で慰謝料請求をするとき、慰謝料が増額される基準や理由は以下の通りです。
・不貞行為の期間が長い
・婚姻期間が長い
・内容が悪質
・不貞行為が原因で離婚する
・証拠が十分にそろっている
・旦那側にその他の不貞行為がある
逆に、旦那の浮気で慰謝料請求をしても、減額されてしまう場合もあります。
理由は以下の通りです。
・不貞行為の期間が短い
・婚姻期間が短い
・内容がそれほど悪質ではない
・離婚せず、再構築を目指している
・証拠が弱い
・妻側にも原因や不貞行為がある
慰謝料相場が上記の原因で決定されるのは、あくまで法的な場で旦那と妻が争った場合です。
裁判までいかず、旦那が妻側の主張に全面的に同意して慰謝料を支払う場合は、妻側の言い値が認められます。
旦那の浮気の慰謝料相場!状況やケース別での金額を紹介
旦那の浮気の慰謝料相場を状況やケース別で金額ごとに紹介します。
旦那の浮気による慰謝料といっても、状況やケースごとで金額に大きく差があります。
旦那の不貞行為の期間、悪質度合い、生活への影響度などを考慮して金額が決定されます。
いくつか、旦那の浮気の慰謝料相場を状況やケース別に見ていきましょう。
【慰謝料500万円|浮気相手との子供を出産し妻に内緒で離婚届を提出した旦那】
期間が14年と長く、妻に内緒で離婚届を提出、浮気相手は子供を産んでいる点が悪質であり今後の影響も大きいとして、相場より高額となる500万円が認められました。
【慰謝料100万|妻が妊娠中に不貞行為をしていた旦那】
期間が短く、妻側も離婚せず再構築を決定したので、金額は通常より低めです。
しかし、旦那側がはっきりと自白したこと、証拠がそろっている点、妻の妊娠中だったという点で、離婚しない場合よりも高い金額が決定されました。
【慰謝料1,000万円|旦那の不貞行為に加え交渉時に妻へ暴力を振るう】
浮気に加えてDVの慰謝料も加えられています。浮気も悪質だったため、相場よりも高い金額で決定されました。
婚姻期間も30年と長い中での不貞行為と暴力だったため、妻側の精神的苦痛はかなり大きいものと判断されました。
【慰謝料300万|3年間浮気をして離婚する場合】
子供がおらず、不貞行為をした旦那が支払う金額として決定されました。
共働きなのに家事をしない、家庭を維持することを放棄した点も慰謝料に含まれています。
浮気の慰謝料相場はケースごとにかなり異なります。
より高い金額を請求するにも、まずはケースごとの相場を知っておきましょう。
浮気の慰謝料相場については詳しくこちらの記事に書いています。よかったらチェックしてみてください。
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浮気の慰謝料相場は!?未婚や離婚しない・離婚する場合や婚約中などケース別に解説
妻・旦那別での浮気の慰謝料相場や、離婚する場合・しない場合、未婚の場合や婚約中の場合、婚約破棄した場合など、あらゆるケースをまとめたので参考にしてください。
旦那の浮気で離婚したら慰謝料相場はどのくらい?離婚しない場合とどう違う?
旦那の浮気で離婚したら慰謝料相場はどれくらいなのか、離婚しない場合とどう異なるのか紹介していきます。
旦那の浮気で離婚した場合、慰謝料相場は期間や悪質度、生活への影響度、証拠の有無などで決まります。
慰謝料は、主に妻側が受けた精神的苦痛や今後の生活への影響度によって決定されるからです。
旦那の浮気で離婚した場合の慰謝料相場は、100万から300万程度になるケースが多いです。
受けた精神的ダメージを考えると、今後の生活基盤のためにもらうお金が100万から300万程度なんて納得できない方もいるかもしれません。
その場合は少しでも慰謝料を上げるために、証拠集めなどに取り組む必要があります。
離婚しない場合の慰謝料相場
旦那の浮気の慰謝料は離婚しない場合ももらえますが、金額は離婚をするケースよりも低くなるケースが多いです。
そもそも慰謝料は、妻側の精神的苦痛と今後の社会への影響度に基づいて決定されます。
しかし、離婚しない場合は今後の生活への影響度が低いと判断されてしまいます。
そのため、旦那が浮気して離婚しない場合の慰謝料相場は、平均で50万程度である場合が多いとされます。
浮気の慰謝料の計算方法や相場など、旦那に限らず慰謝料全般についてはこちらの記事に詳しくまとめています。
よかったらこちらもチェックしてください。
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浮気(不倫)慰謝料の計算方法!証拠や時効、相場やどこから発生するかなど総まとめ
浮気の慰謝料の相場や計算方法、慰謝料の時効や請求期限など、いざとなったらわからないことばかりですよね。
上の記事では、慰謝料は浮気のどの段階から請求できるか、弁護士にはどう相談すればよいかなど慰謝料全般について詳しく書いているので、ぜひ参考にしてください。
旦那の浮気で慰謝料と養育費は両方もらえる?
旦那の浮気で慰謝料と養育費は両方もらえるのか紹介していきます。
旦那の浮気が発覚して離婚をしたいけれど子供がいる場合、慰謝料と養育費は両方もらえるかどうかが心配な方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、旦那の浮気で慰謝料と養育費は両方もらえます。
慰謝料と養育費は支払われるお金という意味では一緒ですが、意味合いが全く異なるからです。
旦那の浮気による慰謝料は、妻が受けた精神的苦痛と、今後の生活への影響度を加味して支払われます。
それに対して、離婚した場合の養育費は、離婚して親権を持つ側が子供を育てるための費用を、親権を持たない側にも負担してもらう意味合いがあります。
慰謝料は妻のためのもの、養育費は子供のためのものなので、両方ともしっかりもらうようにしましょう。
旦那の浮気で慰謝料をもらって離婚する際には、金額や財産分与だけではなく、親権や養育費、子供との面会方法や頻度、年金の分割受け取り(妻が第三号であれば)も考えておく必要があります。
旦那の不貞行為が判明した妻はショックかもしれませんが、強い気持ちを持って慰謝料と養育費を請求しましょう。
旦那の浮気の慰謝料を浮気相手に請求できる?
旦那の浮気の慰謝料を浮気相手にも請求できるのでしょうか。
旦那の浮気の慰謝料は旦那だけにでなく、浮気相手にも請求できます。
旦那の浮気の慰謝料は旦那と浮気相手が支払うもの、と考えられているからです。
旦那の浮気の慰謝料は、妻側が受けた精神的苦痛と今後の生活への影響度で決まります。
そのため、旦那の浮気の慰謝料で浮気相手が支払う金額は、旦那と妻側が離婚するどうかで大きく異なります。
旦那と妻が浮気を理由に離婚する場合、浮気相手に支払う慰謝料の金額は跳ね上がります。
200万から300万円程度になる場合もあります。
離婚しない場合の浮気相手への請求額は低くなる
反対に、離婚をせずに関係を再構築する場合はどうでしょうか。
この場合は、精神的苦痛はあれど、今後の生活への影響度は低いと判断されてしまいます。
そのケースでの慰謝料の金額は、50万円程度になる場合が多いです。
このように、旦那の浮気の慰謝料は浮気相手にも請求できます。
旦那の制裁だけにとどまらず、妻側の気持ちの回復や今後の生活に必要なお金を少しでも多く集めるために、浮気相手に対しても慰謝料請求をしましょう。
そのためには、旦那の浮気相手に関する情報集めも必要になります。
旦那の浮気の慰謝料は証拠集めが重要!
旦那の浮気の慰謝料には証拠集めが重要である点、どんな証拠が必要になるのか紹介します。
旦那の浮気で慰謝料をもらうには証拠集めが重要です。
旦那が浮気を自白して、妻側が提示した慰謝料の請求を飲まない場合、法的に訴える必要があるからです。
旦那の浮気の慰謝料の証拠は、一般人が考える証拠と法的に認められる証拠にはズレがあるため注意が必要です。
妻側が自分で旦那の浮気の慰謝料の証拠を集めたけれど、実際に弁護士が見たら法的に証拠にならないものばかりだったという例もあります。
法的に使える証拠と使えない証拠とは
旦那の浮気の慰謝料の証拠として使えるのは以下の通りです。
・写真(紙データに印刷してあるものが証拠として有効)
・スイカやパスモなど交通系のカードの履歴
・クレジットカードの利用明細
逆に、旦那の浮気の慰謝料の証拠にならないのは以下の通りです。
・盗聴データなど、違法に集めた書類
・浮気相手とやり取りしているLINEやメールのスクリーンショット
・異性と出かけた事実のみ
改ざんの恐れがなく、異性と不貞行為(身体の関係)があったと認められる証拠が必要です。
ただし、旦那の浮気の慰謝料の証拠にならない品物でも自白を引き出すには有効なので、集めておいて損はないでしょう。
旦那の浮気でも慰謝料がもらえないケースを紹介
旦那の浮気でも慰謝料がもらえないケースを紹介します。
旦那の浮気で慰謝料がもらえないケース1つ目は、裁判で不倫の事実を立証できなかった場合です。
証拠が不十分で裁判の場で不倫が正式に認められない場合は、たとえ不倫の事実があったとしても、慰謝料がもらえない可能性があります。
裁判で認められる証拠と認められない証拠は、一般人では区別がしにくいもの。
できれば、探偵事務所や弁護士などのプロの手を借りるのがおすすめです。
旦那の浮気で慰謝料がもらえないケース2つ目は、夫婦生活がもともと破綻していた場合です。
旦那の浮気による慰謝料は、妻側の精神的苦痛と今後の生活への影響に応じて支払いが決定します。
元々夫婦関係が破綻していた場合は、妻側の精神的苦痛や今後の生活への影響がないと判断されてしまい、慰謝料がもらえなくなってしまいます。
また、旦那の浮気の慰謝料は旦那のみでなく、不倫相手にも請求できます。
しかしその場合でも、不倫相手が、旦那が既婚者で自分との関係は不倫関係だと知らなければ、慰謝料の発生義務はありません。
旦那だけでなく、旦那の不倫相手からも慰謝料請求したいのであれば、旦那が既婚者であると知っていたという証拠を集めましょう。
旦那の浮気の慰謝料を確実に受け取る方法
旦那の浮気の慰謝料を確実に受け取る方法を紹介します。
旦那の浮気の慰謝料を確実に受け取るには、いくつか方法があります。
旦那の浮気の慰謝料を確実に受け取るためには、まずは証拠を集めましょう。
1回の不貞行為では、たった1回の過ちと判断されて慰謝料がもらえなかったり、減額されてしまう可能性があります。
「旦那と浮気相手は継続した不倫関係である」と証明できる証拠を用意しましょう。
旦那の浮気の慰謝料を確実に受け取る方法2つ目は、仲の良い夫婦であったことをアピールしておきましょう。
仲の良い夫婦である証拠も作っておくと良いですね。
というのも、元々の夫婦関係が破綻していたと判断された場合、慰謝料がもらえなくなってしまう可能性があるからです。
「元々夫婦仲は良好だったにもかかわらず、旦那の不貞行為で夫婦関係が破綻してしまった」と裁判で判断される証拠を用意しましょう。
そして、旦那の浮気の慰謝料を確実に受け取るなら、分割ではなく一括でもらいましょう。
いったん支払いが決定したとしても、きちんと支払ってもらうまでは安心できません。
裏切った旦那と早く縁を切るためにも、慰謝料は分割ではなく一括でもらうべきです。
旦那の浮気の慰謝料についてのまとめ
旦那の浮気の慰謝料は、証拠の内容や不貞行為の期間、婚姻期間によって金額が変わります。
慰謝料の金額は離婚するかどうかでも変わります。
旦那の浮気の慰謝料は旦那だけでなく、浮気相手側にも請求可能です。
ただし、その場合は浮気相手が不倫をする前から旦那が既婚者だと知っていたという証拠が必要になります。
自白も重要な証拠となるので、辛いかもしれませんが不倫相手に直接旦那が既婚者と知っていたか聞き出すのも有効です。